不確実性下の公的企業のガバナンス
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概要
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企業統治のあり方が公的企業の経営にどのように影響を与えるのか,不確実性を仮定して考察した。政府がエージェント契約を締結して民間人や身内である公務員に業務委託するとき,市場に不確実性があればエージェントの行動は彼のリスクに対する許容度に依存する。そこで本論では,政府の目的関数がエージェントのタイプ毎に異なると仮定し,異なるレジームの均衡を比較考察した。その結果,エージェントのリスク許容度によっては公務員への成果主義導入で民間への業務委託より高い厚生水準を達成できる可能性があることを示す。
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