地域内有機質資源を活用した持続的農業生産技術の確立(2)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
牧草生産における家畜ふん堆肥の有効且つ適正な利用法の提示を目的に、家畜ふん堆肥と化学肥料の組合せ条件の違いが、牧草の生産性、飼料成分、嗜好性および牧草中硝酸態窒素濃度に与える影響について検討を行った(連用2年目)。1.堆肥の施用条件(化学肥料の代替割合、腐熟度)により、牧草の草丈には違いは認められなかったものの、完熟堆肥80%代替および中熟堆肥50%代替で収量の低下が認められた。2.堆肥代替率に伴っての飼料成分値の変動および傾向が明瞭に現れ、また中熟堆肥利用による硝酸態窒素含量の蓄積が認められた。3.堆肥施用により繊維成分(粗繊維、NDF、ADF)の増加が認められた。4.完熟堆肥区を化学肥料に比べ選択的に採食する傾向が認められた。
- 秋田県農林水産技術センター畜産試験場の論文
秋田県農林水産技術センター畜産試験場 | 論文
- 地域内有機質資源を活用した持続的農業生産技術の確立(第3報)連用3年目
- 地域内有機質資源を活用した持続的農業生産技術の確立(第2報)連用2年目
- 牛の乳汁中体細胞数減少に対するビタミンC, Eの効果(第1報)
- 地域内有機資源を活用した持続的農業生産技術の確立--堆肥と化学肥料の組合せ技術の検討
- 未利用木質資源を原料とする飼料の開発に関する研究(第2報)シイタケ廃菌床を活用した乳用種去勢牛の肥育試験