16S-23S rDNAスペーサー領域の制限断片長多型解析によるAcidithiobacillus属3種、A.ferrooxidans、A.thiooxidansおよびA.caldusの識別
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概要
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Acidihiobacillus ferroxidans、 A.hiooxidansおよびA.caldusの16S-23S rDNAスペーサー領域の塩基配列を決定し、これらのバクテリアの識別・同定への有効性を評価した。A.ferroxidans、A.hiooxidansおよびA. caldusのスペーサー領域の長さは、それぞれ441、456および379bpであった。3種のAcidihiobacillusスペーサー領域では、RNAIle、RNAAlaをコードする遺伝子の塩基配列が高度に保存されていた。PCR増幅した16S-23S rDNAスペーサー領域をHaeIIIおよびAluIで酵素処理することによって得られた断片の解析によって、A.ferrooxidansをA.hiooxidansとA.caldusから識別できた。Acidihiobacillus種の16S-23S rDNAスペーサー領域の制限断片長多型解析は、Acidihiobacillus属の種の同定およびA.ferrooxidansに属する株の同定のための迅速で、技術的に簡便な方法であることが明らかとなった。
- 岡山大學農學部の論文
- 2006-02-00