反復腹腔内視鏡による同一ブタ個体の卵巣の卵胞と卵母細胞の発育の経時的観察
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概要
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ブタ卵巣における卵胞の発育の詳細には未だ不明な点が多いので、反復腹腔内視鏡法にて、春期発動前（6月齢）、発動後（9.5月齢）および出産後のそれぞれの時点における同一卵胞と卵母細胞の発育を経時的に調べた。各時期とも、排卵誘起処理後、反復して卵胞と卵母細胞の形態を観察するとともに、右側卵巣の排卵直前の卵胞から卵胞液を採取してE2とP4濃度を測定し、また左側卵巣の卵胞から卵母細胞を回収して卵母細胞の成熟段階を判定し、卵胞と卵母細胞の発育段階と形態との関連性を明らかにした。その結果、雌ブタの個体間でも差異が認められたが、多くの個体では春期発動前、発動後と出産後間で卵胞と卵母細胞の発育の様相が異なり、体外成熟培養には春期発動後の若齢雌ブタの卵胞から回収した卵母細胞が適していることが分かった。
- Japanese Society of Animal Reproductionの論文
- 2005-02-00
Japanese Society of Animal Reproduction | 論文
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