1993年夏の大槌湾で優占になった好気性光合成細菌の遺伝学的特徴
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概要
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1993年夏の大槌湾で優占になった好気性光合成細菌の16S rDNAおよび16S rDNA-23S rDNA間のインタージェニックスペーサーの構造を、PCR-RFLP法および塩基配列から調べた。その結果、7月および8月に大槌湾から分離された105株の内、94株は2つのグループ、AおよびB、に属することがわかった。AおよびB間では、16S rDNAでAvaI制限サイトに1塩基、その他の場所に2塩基の違いが見られるのみであり、インタージェニックスペーサーの構造は完全に一致した。このことから、1993年夏の大槌湾で優占になった好気性光合成細菌は、遺伝学的に均一な細菌群により構成されていることがわかった。
- 水産大学校の論文
- 2003-02-00