ニホンザルの顕微鏡授精法による受精と胚盤胞までの体外発生
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概要
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ヒト不妊症治療に広く用いられている顕微授精法を用いて、ニホンザルの顕微授精を行った。ニホンザルは、GnRHで処理した後、DMSG或いはFSH或いはhMGで過剰排卵刺激された卵胞から、ラパロスコープ法により卵子を回収した。回収した卵子に、顕微授精法により尾部を擦った精子を注入し、受精卵に追加的な活性化を与えることなく、杯盤胞期胚を得ることができた。これらの結果から、本法によりニホンザルなどのサル類で、ヒト顕微授精の手法が有効であることが証明された。
- 日本哺乳動物卵子学会の論文
- 2003-04-00
日本哺乳動物卵子学会 | 論文
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