離乳子豚に多発する疫病とその対策
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概要
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離乳から70日齢の、いわゆる離乳子豚の時期が豚の一生の間で最も病気に罹りやすい時期といえる。PRRS、PMWSといった近年問題になっている疾病はもちろんのこと、スス病、連鎖球菌症、グレーサー病、浮腫病、マイコプラズマ病等枚挙に暇がない。この原因として、母豚からの移行抗体の消失がこの時期にあたる、離乳時に、移動、環境の変化、餌の切り替え、群編成など多くのストレスが子豚に襲いかかる等が考えられる。これらの疾病対策として有効な手段は、母豚の免疫の安定化、初乳の十分な摂取、オールインオールアウト、ストレスを軽減する管理および病豚の早期淘汰である。ここでは、離乳期に多発する疾病について解説し、総合的な対策について述べることにする。
- 日本豚病研究会の論文
- 2002-08-00
日本豚病研究会 | 論文
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