集約的園芸産地の作付け形態に関する一考察
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概要
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本稿では、集約的な野菜産地であり、主としてキャベツ産地として確立しているA県B市の事例を取り上げ、現在の作付けが経営的に適作であるのかを検証した。また、土壌条件についても考察を行い、経済的な面だけではなく土壌の面からも事例地が適切な作付けを行っているのかを検討を行った。分析から得られたことをまとめると次の3点があげられる。第1に、B市においてはキャベツや大根といったアブラナ科の品目を中心とした作付けが中心であり、かなりの期間連作されていることがわかった。第2に、現在のキャベツや大根といったアブラナ科の品目を中心とした作付けよりも、アブラナ科以外の品目を経営の中に取り入れた方が、連作障害の回避にもつながることが把握できた。第3に、各集落別にみると現在の作付け形態を維持するために改善が毎年必要となる土壌であり、土壌条件からみると非常に不安定な作付けがなされていることがわかった。
- 琉球大学農学部の論文
- 2002-12-00
琉球大学農学部 | 論文
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