卵成熟過程にある卵丘-卵母細胞複合体におけるCD44の発現
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概要
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卵丘膨化時のブタ卵丘-卵母細胞複合体(COCs)におけるCD44(ヒアルロン酸主レセプター)の発現動態について、体外成熟培養系を用いてRT-PCR法および免疫染色法により、経時的(0、12、24、36、48時間)に調べた。CD44mRNAの発現は卵丘細胞のみで確認され、培養0時間では非常に弱かったが培養12時間以降明らかに強くなった。CD44は卵丘細胞膜周囲、COCs間結合部に存在し、培養24時間後に最も強く発現した。これらの結果は、卵丘膨化に伴ってCD44の発現が強くなることを示していた。
- 日本哺乳動物卵子学会の論文
- 2002-10-00
日本哺乳動物卵子学会 | 論文
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