インドネシア,ジャワ西部のグヌン・ハリムーン国立公園で1997-2002年に捕獲されたカミキリムシ類
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概要
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グヌン・ハリムーン国立公園は約40000ヘクタール、海抜500~1929mで、ジャワ西部では最も大規模な天然林を有している。この地域の生物相調査を1997年からインドネシア(RDCB-LIPI)と日本のJICA(BiodiversityConservationProject)が共同で行ってきた。調査地は海抜約1000mで面積も数ヘクタールと国立公園のごく一部にすぎない。多数の昆虫が捕獲されているが、未同定のものが大半で、比較的よく知られているカミキリムシ類はこれまで128種が確認された。そして、詳細な同定作業の結果、99種の種名を決定することができた。そのうち、43種がジャワ島特産種で、さらに10種がジャワ未記録種であった。本文では、未同定を含む128種全てを図示し、そのデータ、分布を記し、ホスト、生態が知られているものは追記した。また、簡単ではあるが、カミキリムシ相の特徴についても記述した。
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