フレールモア式地拵下刈車両の作業条件と適正質量
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概要
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フレールモア式ユニットによって地拵えと下刈を行う車両機械の作業条件と適する質量について検討した。ササ桿を水平軸周りに回転する刃体によって破砕する機構を力学モデルによって表し、ユニットが破砕作業において受ける力を算出した。車体の前面に作業ユニットを装備した車両機械によって前進走行しながら地拵え・下刈り作業を行う場合には、ササなどの堅く密な植生では、当該ユニットでは2.19kN、m2あたりでは7.65kNの荷重をかけつつ作業を行うことが必要であった。これによって、そのような機構の車両質量として4,000kg以上あることが適切であると考えられた。傾斜地での作業の可能性を、ユニットにかけられる荷重および前輪の駆動力によって検討した結果、傾斜度10度以上の傾斜地では作業を降坂時のみに行うことが得策であると推定された。
- 2001-06-00
著者
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