マルチングによる土壌物理性の制御
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概要
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マルチ資材の種類による土壌物理性、地温、土壌水分量、作物の生長への影響を夏季,冬季について調べた。固相率・透水係数・硬度など土壌物理性においては,マルチ資材の影響は見られなかった。地温については、夏季において、黒ビニールは地温上昇効果、他のマルチ資材は地温低下効果を示した。冬季において、黒ビニール、わら、紙シートは地温上昇効果、古紙は地温低下効果を示した。土壌水分量は、すべてのマルチ資材で夏季・冬季いずれにおいても水分保持効果を示した。作物の生長については、夏季についてはマルチングの水分保持効果により、生長を促した。一方、冬季では、古紙マルチ区では地温低下により生長を阻害されたが、他の資材では、地温上昇効果により生長を促進した。
- 三重大学生物資源学部附属農場の論文
- 2001-03-00
三重大学生物資源学部附属農場 | 論文
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