敷砂緩衝材を用いた実規模門型PC落石覆工の衝撃挙動
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概要
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PC落石覆工の適用範囲の拡大や覆工構造体の安全余裕度を向上させることを目的として、2支点を全て固定とする門型構造型式のPC覆工を取り上げ、実規模模型を用いた重錘落下衝撃実験を行った。緩衝材として90cm厚の敷砂を用いている。実験結果より、1)各桁の荷重分担率は逆L型構造の場合と同様中桁で約40%、自由端近傍桁で約45%である。2)主桁の載荷点部、壁側端部曲げモーメントは荷重分担率を用いることにより静的に算定可能である。3)門型構造型式は逆L型構造型式に比較して断面の小型化や不静定次数が高く安全余裕度の向上が期待できる、等を実証的に明らかにすることができた。
- 日本コンクリート工学会の論文
- 1996-07-00
日本コンクリート工学会 | 論文
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