2層緩衝構造を設置した落石防護擁壁の耐衝撃向上効果
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
耐衝撃性に優れた落石防護擁壁の設計手法を確立することを目的として、10~15 cm厚の RC 版と 25~50 cm 厚のEPS材から構成される 2 層緩衝構造を擁壁の落石衝突面に設置する手法を提案し、高さ 2 m の実規模擁壁を用いた重錘衝突実験を実施した。検討結果、提案の緩衝構造を設置することにより、1) 従来の無筋コンクリート製に比較してエネルギー的に 6 倍の緩衝効果を期待できること、2) 最大重錘衝撃力を1/4以下に、また荷重継続時間を 10 倍以上に延長させることが可能であること、等が明らかとなった。
- 日本コンクリート工学会の論文
- 2002-06-00
日本コンクリート工学会 | 論文
- モルタル梁のコンテスト形式による学生実験の改善と教育効果
- ロシアサハリン2プロジェクト--スラグ高配合高炉セメントを用いた寒冷地におけるコンクリート工事 (特集 海外工事への新たなる挑戦) -- (海外工事の事例)
- 中東の厳しい環境下におけるコンクリート事情について--カタール国:新ドーハ国際空港建設工事 (特集 海外工事への新たなる挑戦) -- (コンクリートにかかわる海外事情・情勢)
- ドイツおよび韓国における建設産業の国際展開支援策 (特集 海外工事への新たなる挑戦) -- (国際展開に向けた人材育成と支援事例)
- 工事記録 海水環境にある排水機場の劣化調査とリニューアル工事