氷点下でのコンクリートの強度増進性状と積算温度関数式に関する検討
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概要
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本研究では、氷点下におけるコンクリートの強度増進性状とコンクリート中の水分凍結挙動に関する実験を行い、氷点下での強度増進に及ぼす不凍結水率の影響と積算温度関数式の見直しを行なった。その結果、氷点下では現行の積算温度と強度増進の関係が成立しないが、凍結時の積算温度を係数αを用いたM=Σα(θ+10)により算出することにより、積算温度と強度増進の関係を補正することができた。また、この補正係数αは、コンクリート中の不凍結水率に応じて変化し、不凍結水率が少ないほど補正係数αは小さくなることを明らかにした。
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