コンクリートの吸水性状と耐凍害性に及ぼす乾燥温度の影響
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概要
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コンクリート構造物が供用中に受ける過度な乾燥などに起因する微細なひび割れが耐凍害性を低下させる可能性が指摘されている。本研究では、凍結融解開始前の乾燥温度の違いが微細ひび割れ発生に及ぼす影響を把握するとともに、CIF試験によって吸水性状と耐凍害性の関係を評価した。その結果、乾燥によってコンクリートの粗骨材界面に生じる比較的幅の広いひび割れが凍害劣化に及ぼす影響は小さいこと、乾燥温度が高いほど限界飽水度が低くなり、耐凍害性が低下することが明らかとなった。
- 日本コンクリート工学会の論文
- 2006-07-00
日本コンクリート工学会 | 論文
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