乾燥および乾湿繰返しによる硬化セメントペーストの微細構造変化
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概要
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乾燥および乾湿繰返しによる硬化セメントペーストのμmからnmまで微細構造変化を水銀圧入法,アルキメデス法,NMRおよび水蒸気吸着等温線により解析した。乾燥または乾湿繰返しによって,細孔構造が粗大化し、C-S-Hの真密度が上昇していることが示唆された。NMRの結果から,シリケートアニオン鎖の重合が進行していることを示した。水蒸気吸着等温線のESW(Excess Surface Work)モデルによる解析結果から,複層分子層での比表面積の低下が示唆された。乾燥は、硬化セメントペーストのnmスケールでの層状構造を発達させる一方で,μmスケールでの細孔構造を粗大化させるものと考えられる。
- 日本コンクリート工学会の論文
- 2007-07-00
日本コンクリート工学会 | 論文
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