在日韓国・朝鮮人認知症高齢者家族の介護ストレスの背景
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概要
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本研究の目的は,在日韓国・朝鮮人(以下,在日)認知症高齢者の家族介護者がかかえるストレスの背景を明らかにすることである。在日認知症高齢者の家族介護者6人に半構成的面接を実施し,得られたデータについて記述的探索的に分析を行なった。その結果,在日認知症高齢者の家族介護者がかかえるストレスは【出口の見えない嫁・姑の家族関係】の中で【家父長的支配と忍従】を強いられながら,【在日の閉鎖的生活環境】での介護であること,そして【異文化ケアへの配慮のなさ】や【在日ゆえの介護保険サービスの利用しにくさ】が【朝鮮民族女性としてのプライドと,「在日」として生きる現実との葛藤】に関連してストレスを増大させていた。また,【介護に対する否定的認知】や【仕事と介護の両立】も介護ストレスの背景となっていた。
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