証券化資産の会計における「財務構成要素アプローチ」の展開-財務会計基準書第125号とスウィーリンガの所説を中心として-
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概要
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金融資産のオフバランス化には2つのアプローチがあるとされている。一つは「リスク・経済価値アプローチ(risks and rewards approach)」といわれるものであり、もう一つは「財務構成要素アプローチ(financial-components approach)」といわれるものである。前者は基本的には金融資産に内包されるほとんど全てのリスクと経済価値の移転なしには、金融資産のオフバランス化、つまり一旦認識した資産の認識中止(derecognition)を行うことができないとする考え方である。一方、後老は、一つの金融資産が複数の構成要素に分解できることを前提に、移転される構成要素はオフバランス化し、留保又は新たに発生する構成要素については、別個に資産又は負債として認識した上で、公正価値により評価するという考え方である。
- 明治大学大学院の論文
- 1999-02-26
明治大学大学院 | 論文
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