集団音楽活動による知的障害児の「環境に適応する力」の育成 ―「自己表現」や「他者との調和」を育てる支援の検討―
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概要
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知的障害のある子ども遠の中には,新しい環境や集団といった環境への適応に困難を示す場合がある。そのため学齢期の間に環境適応の力を育てていくことが重要視されている。子ども達の環境適応を高める指導プログラムとして,本研究では,集団音楽活動による「音に合わせた自由な動き(自己表現)」や「他者との協同的な動き(調和)」の育成を中心に検討を行なった。指導の結果から,プログラムに参加した子ども達の情緒面・行動面の変化が確認された。最後に,特別支援学校や特別支援学級において「音楽」や「自立活動」などの時間で,音楽そのものを目的とする学習活動だけでなく,新しい環境や集団へ適応する力を高める視点の学習活動として音楽を用いることについて提言を行なった。
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