スポーツにおける情熱の予備的検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究の目的は、スポーツへの情熱を測定する尺度を作成し、尺度の信頼性及び妥当性を検討することであった。対象者は、体育系、教育系の学部に在籍する大学生505名であった。Vallerand et al.(2003)によって開発された情熱尺度を参考にして、スポーツ用の調和的情熱(Harmonious passion)と執着的情熱(Obsessive passion)に相当する項目を作成し、探索的因子分析を行った。その結果、調和的情熱因子と執着的因子の2因子が抽出された。尺度の信頼性として内的整合性を求めたところ、調和的情熱尺度(α= 0.86)及び執着的情熱尺度(α= 0.87)のいずれも満足する水準が得られた。尺度間の相関関係については、両情熱尺度は、スポーツコミットメント尺度及び競技意欲尺度と正の相関が示された。また、運動部活動加入者と未加入者の比較を t 検定により行ったところ、調和的情熱及び執着的情熱の両尺度とも加入者の方が未加入者よりも高い値を示した。
- 2012-03-16
論文 | ランダム
- シスプラチン懸濁油の腹腔内投与における急性毒性の病理組織学的検討
- Hancock弁の長期遠隔成績
- 先天性心疾患手術治療の最先端 (特集 小児循環器学の展望(学会記念号))
- 44. 胃全摘術後間置空腸壊死による消化管狭窄に対する再手術の1例(第28回胃外科・術後障害研究会)
- 2p-E-14 W(001)表面再構成転移