ドイツ社会政策学会における近代都市論 : K. ビュッヒャーの所論を事例に
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概要
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本稿は,新歴史学派経済学者K. ビュッヒャーの「都市の経済的課題」を事例として,19/20世紀の世紀転換期ドイツの都市政策を規定した社会改良運動の思想的系譜の一端を考察するものである。初めに,ビュッヒャーが属していた社会政策学会における議論を概観し,次いで,ビュッヒャーの都市自治体に関する歴史的認識を考察することを通じて,「公共心」の涵養が「都市の経済的課題」の核に位置づけられたことを明らかにする。そして最後に,住宅政策・土地政策,公営事業,労働者保護政策,都市自治体の政治制度の4 つの領域におけるビュッヒャーの具体的な政策方針を検討する。
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