第2次大戦後における系列別自動車販売の復活と再編成
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概要
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第2次大戦前、外資系企業によって日本に持ち込まれた排他的フランチャイズにもとづく系列別自動車販売は、販売拡大に大きな役割を果たした。ついで、新たに誕生した国産大衆車企業であるトヨタと日産は、外資系企業のマーケティングを学習し、外資系傘下ディーラーを自社ディーラーに鞍替えさせていくことに成功した。とくにトヨタの場合には、のちのメーカーとディーラーとの運命共同体的関係の素地をつくりあげた。しかし、戦時期を迎えて、日本の自動車流通は、国家による配給の時代へと移行した。そして、自動車メーカー別の排他的なフランチャイズにもとづくディーラー・システムは、姿を消すことになった。第2次大戦後になると、メーカー系列別自動車販売は復活するとともに、再編の波を経験することになった。本稿においては、戦後における自動車メーカー別のディーラー・システムの復活と再編成の過程を検討し、その特徴を確認しておきたい。
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