患者および家族の不確かさに関する研究内容の分析
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概要
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【背景・目的】本研究は, 患者および家族の“不確かさ”に関連する研究を分析し,患者や家族が病気に伴って経験する“不確かさ”とはどのような内容であるのか,その表現を明確にし,言語化する.そして,不確かさをいかにマネジメントしていくかという適応上の課題に対して看護の示唆を得ることを目的とする. 【対象と方法】2001年から2011年7月までの原著論文を対象とした.医学中央雑誌を使用し,“不確かさ”and “看護”をキーワードに検索を行ない, 患者および家族を対象とし, テーマ内容に沿った35論文について内容分析を行った. 【結果】“不確かさ”に関する研究内容は,《身体感覚に確信が得られないことにより生じる不確かさ》《適切な情報が得られず状況を把握できないことによる不確かさ》《将来の見通しが立たないことに関する不確かさ》《病状や治療効果を予測できないことに対する不確かさ》《迫りくる死への不安から生きる意味が見いだせず感じる不確かさ》の5カテゴリから形成された. 最も大きなウエイトを占めたカテゴリは, 《適切な情報が得られず状況を把握できないことによる不確かさ》であった. 【結語】患者および家族が不確かさを受け入れ, 適応に向けて生活していけるよう, 適切な情報提供と不確かさを傾聴することが重要な課題であると示唆された.
- 2012-05-01
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