保育士養成課程におけるソーシャルワーク教育 : 倫理綱領作成演習からの考察
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概要
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近年の子どもを取りまく環境の変化にともない、保育士の資質や専門性の向上がさらに求められるようになり、保育士がソーシャルワーク技術を身につけることの必要性が高まっている。そこで、保育士養成の課程において、実際に保育士をめざし学んでいる学生はソーシャルワークに近い感覚をどれだけ認識しているのかを、学生自らが表現する「私たちの倫理綱領」作成演習を通して考察した。その結果、保育士養成課程で保育士をめざす学生にとっては、まずは子どもに直接関わる成長や発達に最も関心が高く、そのことについての倫理基準の記述が圧倒的に多いことが確認できた。いわゆるケアワークとしての倫理基準が多数を占めた。一方、アドボケイト機能、コミュニティワークやソーシャルアクションとしての地域の子育て支援についての記述は非常に少なく、これからの保育士養成課程において強調していく必要があるといえる。
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