児童の乳児きょうだいへの発話に関する研究 -家庭観察データからの検討-
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概要
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本研究では、乳児期の弟とそのきょうだい一組における自然なやりとりに焦点をあて、児童の乳児への発話について発達的変化を検討した。姉(8歳)や兄(6歳)が弟に向けた発話には、様々な発話機能や育児語の使用がみとめられた。発話内容の特徴としては、生後1ヵ月ごろでは、弟の表情や発声から、弟の気持ちを代弁するような発話が出現していた。生後2ヵ月ごろでは、弟の発声に意味づけをしたり、応答したりする姿がみられた。生後3ヵ月ごろでは、行動が活発になった弟の動作に言葉をつけたり、弟の視線の先にあるものの情報を与えたりするような発話を行っていた。育児語の使用は、生後1ヵ月ごろからみられ、生後3ヵ月までの観察データから、擬音語擬態語、音の反復、音韻の転用、接尾辞の付加などの特徴がみられた。また、母親がやりとりに加わった場面では、母親の弟への発話を真似するきょうだいの姿がみられた。
- 2012-03-31
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