生理機能とテンポとの同調に関する一考察
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概要
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本実験では,メトロノームを使用し各テンポを聴取することによる生理機能の変化を調べた。被験者の脈拍数と同等のテンポ,マイナス40%テンポ,プラス40%テンポおよび被験者本人にタッピングさせることで得た個人のテンポを聴取させ,各テンポ時における脈拍数,血圧,呼吸数を測定し,実験時の気分を順位付けさせ感想も聞き取った。その結果,脈拍数,血圧,呼吸数および各自が心地良いと感じるテンポ(タッピングテンポ)は個人差が大きいことや各テンポ時による生理機能の規則的変化は認められないことがわかった。しかし,呼吸においては,安静時よりも,最も心地良いと感じられたテンポ聴取時の呼吸数の方が少なくなることが明らかになった。この結果より,養護教諭が教育現場で,児童生徒に対し効果的なストレスケアを行う場合に,呼吸数を児童生徒の気持ちの安定度を知る一つの目安として役立てられることがわかった。加えてテンポを利用した過換気症候群への対処についても言及した。
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