ハンザフィーベルとサクラ読本
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概要
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1914年ドイツで発行された『ハンザフィーベル』は世界初のセンテンスメソッドによる小学校入門用国語教科書である。出版されるや,それまで支配的であった単語法による教科書を凌駕して,全ドイツに普及していった。井上赳は1918年度使用開始の単語法(範語法)による『尋常小学国語読本』の編集に携わりつつ,センテンスメソッドへの思いを強めていたが,欧米視察旅行中の1926年に『ハンザフィーベル』と出会うことによって,その思いに具体的なイメージを得て,1932年に日本初のセンテンスメソッドによる教科書『小学国語読本巻一』(「サクラ読本」巻一)を世に出した。井上と『ハンザフィーベル』の出会いが「サクラ読本」誕生に対して与えた影響が大きいこと,および,『ハンザフィーベル』に関わる井上の回想史料にはいくつかの問題点があることが,2010年9月に筆者首藤が実施したハンブルクでの調査によって明らかになった。
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