グローバル・ファッションとその教養化 ; 戦間期のミューズ達と国際消費文化ネットワークについて
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概要
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消費者心理行動を再考する上で,「ファッション」と「教養」は表裏一体をなす概念であるといえよう。二つの概念は,高度大衆消費時代の開始をみた両大戦間期に顕示的消費が一般大衆にまで拡大する中で鬩ぎ合った。自由主義経済帝国としての英国覇権が揺らぎ,アメリカ合衆国への移譲が進む中,ファッションもまた新たなグローバル秩序と大量生産技術の進歩に適合して,旧体制から脱皮し,より民主主義的な装いを纏うようになる。本稿では,流行発信源ともなった女性達の交友関係を読み解くことで,旧来理論上S字カーブで説明されてきた流行形成の過程を具体的に明らかにし,これらのネットワーク構造がいかにして後の商業的成功と服飾史の教養化に結実したか解明する1)。
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