良寛に学ぶ教育者としての姿勢 : 愛語より初めて
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概要
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本論文は,良寛の生きざま(良寛に関する逸話や自身が書き残した書簡や詩歌)の中で,教育者としての務めを遂行する上で参考になるものを抽出すると同時に,抽出事項に考察を加えることにより教育者としての認識を深めることを目的に執筆したものである.結果として,①「愛語」の反復,②囚われの少ない生きざま(キャリア),③自己愛,④使命感,⑤実践への努力(言葉ではなく実践で示す),⑥「戒語」への戒め,⑦地域密着(郷土愛・自然愛),⑧子どもと戯れる(ボランティア活動),⑨やさしさの意識(気)の循環,⑩涙,⑪わかちあい(両親との愛の交流)の11 項目が抽出された.さらに11項目それぞれに対して,教育学,カウンセリング心理学,禅,その他の学問領域より考察を加えた.
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