北海道森港における消波型高基混成堤の設計と施工
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
消波型高基混成堤を対象に, 堤体形状が波浪反射率と越波流量に与える影響を水理模型実験により検討した. マウンド水深h'が小さいと, 反射率KRは直立部遊水室幅Bによらず一定値となるが, h'が大きくなるに従って, 波長に対する遊水室幅B/L1/3が0.13付近で極小値を持つようになる. このような反射特性は, VOF法を用いた数値計算によっても比較的よく再現することができる. B/L1/3が0.06程度より小さいと平均越波流量は大きくなる. また, 一般的な消波ブロック被覆型護岸に比べ所要天端高は3割程度低減できることが明らかとなった. 本構造は現地の防波護岸へ適用されたが, 施工性は良好であり, 建設コストの縮減も図ることができた.
論文 | ランダム
- 戦後における更生保護制度の変遷--就労支援の位置づけを中心に
- 特異な経過をとった急性心筋梗塞後左心室自由壁破裂の1例 : 日本循環器学会第144回関東甲信越地方会
- 黒潮・親潮混合水域から北太平洋中層水に輸送される人為起源炭素量 : CFCsの分布からの見積り(Journal of Oceanography Vol.56(2000))
- 1997年の黒潮・親潮混合域における栄養塩・炭酸系諸量の分布の季節変動
- 亜寒帯循環水からNPIWへの人為起源物質の輸送 (特集 北太平洋亜寒帯循環)