国際貿易空間均衡モデルにおける線形相補性問題の解の存在とそのアルゴリズムについて
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概要
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Shono and Kawaguchi (1999a, 1999b, 2000) present Spatial Equilibrium Model of international trade under tariff quota system with specific and ad valorem duties, and specify the equilibrium condition of the model as Linear Complementarity Problem (LCP). They also present several examples of the LCP and solve the example problems to show that the LCP has a solution. But they give no general mathematical proof of the existence of a solution to the LCP. In this paper, we give a general mathematical proof of the existence of a solution to the LCP, and we discuss efficient algorithm to solve the LCP on the basis of our computationa experience.庄野・川口（1999a, 1999b, 2000）の関税を導入した国際貿易空間均衡モデルの均衡条件はすぺて線形相補正問題（Linear Complementarity Problem : 以降LCPと略記）として定式化された. そしてそれらの論文のなかで, 数多くの具体的な事例を示し均衡解が得られることを示してきた. しかしそのLCPに必ず解が存在するという一般的かつ数学的な証明は行っていなかった. そこで, 本稿ではそのLCPに解が存在することを証明し, またそのアルゴリズムについて考察する. なお, 本稿は平成11年12月に東京大学で開催されたTEA研究会での筆者の報告を加筆訂正したものである.
- 九州大学大学院農学研究院の論文
- 2000-11-00
九州大学大学院農学研究院 | 論文
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