「NP1 ヲNP2 トV」に関する一考察 ―韓国語構文 “NP1reul NP2 rago/ro V”との比較を 通じて―
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概要
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本稿では「NP1 ヲ NP2 ト V」構文が従来の引用構文とは異なるということを主張するために、韓国語構文“NP1 reul NP2 rago/ro V”との比較を行う。まず「NP1 ヲNP2トV」での「ト」の意味用法を検討した上で、韓国語の助詞“rago/ro”と「ト」がどのように対応しているかについて示す。次に、先行研究で挙げられている引用動詞の中で「NP1 ヲ NP2 ト V」の形をとる動詞を調べ、各々の動詞が現れた文で“rago”と“ro”がどのように対応しているかを示す。最後に “rago”の場合不自然であった例文を取り上げ、“rago”構文が「ダト」構文と並行的に捉えられることを述べる。このような考察を通じ、「NP1 ヲ NP2 ト V」構文は“NP1 reul NP2 rago/ro V”と並行的に捉えることが可能であり、「NP1 ヲ NP2 ダト V」構文ともまた異なる性質の「ト」を伴うことが明らかになった。
- 2010-12-31
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