連体化従属節を含む複合名詞句と非対格仮説をめぐって
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概要
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本稿は(i)~(iii) のような連体化した従属節を含む複合名詞句を対象にし(ia) と(iia)(iiia) 及び (ii)(iii) の(a) と(b) の文法性の違いを明らかにする。(i) a. 町長の[悩んだ末の]決断 b. [悩んだ末の]町長の決断(ii) a.? 水面の[朝日を受けての]輝きb. [朝日を受けての]水面の輝き(iii)a.??倉庫への[品質を検査した後の]移動b. [品質を検査した後の]倉庫への移動IPとDPの平行性及び非対格仮説に基づき、(ia) の「NPノ」は主名詞の外項である一方、(iia) の「NPノ」は内項、(iiia) の「NPヘノ」は内項付加部であると主張した。複合名詞句での修飾語の語順の可否に基づき、「連体化従属節>外項>内項付加部>内項」という修飾語の語順を提案した。また、修飾語には「修飾語が直前の要素としか語順が変えられない」という位置の制限があると指摘した。(iia) と(iiia) における修飾語の語順がこの制限に違反することにより複合名詞句が不適格となると主張した。
- 2009-12-31
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