「デハナイカ」の用法間の関連性について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
「デハナイカ」の用法について、従来多くの議論がなされてきたが、その全般的な用法は指摘されていても、用法間の関連性についてはあまり論及されていない。そこで、本稿は「認識生成の現場性の有無」と「対他的な要求性の有無」という二つの分類基準を設定し、「デハナイカ」の用法分類を試みた。また、「よ」と「だろう」との互換性を考察することによって、「デハナイカ」の各用法の特徴や用法間の関連性についても考察した。その結果、話し手がある事態に対する認識を表出して再認することが、「デハナイカ」の基本的機能であることが分かった。対他的な要求性の度合いによって、「デハナイカ」の用法間に「認識表出」→「認識形成要求」→「記憶確認要求」といった用法移行の関連性があることを考察できた。また、対他的な要求性を持っているか否かによって、各用法それぞれの下位用法の間にも用法の移行が見られた。
- 2008-12-31
論文 | ランダム
- C/S情報系システムへのDOA適用
- 最新判例批評(57)不動産を単独相続した相続人が、法定共同相続登記を単独相続登記に更正登記手続することを求めたのに対し、他の相続人が遺留分減殺請求権を行使したことを抗弁として主張することの可否(東京高判平成16.9.7) (判例評論(第558号))
- Bilateral persistent primitive hypoglossal artery--1剖検例の報告と両側性遺残に対する発生学的考察
- Werner's症候群の1剖検例
- 低酸素脳の実験病理学的研究