「デハナイカ」の用法間の関連性について
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概要
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「デハナイカ」の用法について、従来多くの議論がなされてきたが、その全般的な用法は指摘されていても、用法間の関連性についてはあまり論及されていない。そこで、本稿は「認識生成の現場性の有無」と「対他的な要求性の有無」という二つの分類基準を設定し、「デハナイカ」の用法分類を試みた。また、「よ」と「だろう」との互換性を考察することによって、「デハナイカ」の各用法の特徴や用法間の関連性についても考察した。その結果、話し手がある事態に対する認識を表出して再認することが、「デハナイカ」の基本的機能であることが分かった。対他的な要求性の度合いによって、「デハナイカ」の用法間に「認識表出」→「認識形成要求」→「記憶確認要求」といった用法移行の関連性があることを考察できた。また、対他的な要求性を持っているか否かによって、各用法それぞれの下位用法の間にも用法の移行が見られた。
- 2008-12-31
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