当科における甲状軟骨形成術I型の検討
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概要
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雑誌掲載版一側性の喉頭麻痺による嗄声に対し、甲状軟骨形成術I型(以下I型)を中心とする喉頭枠組み手術を行った10症例の治療成績を検討した。内訳は男7例、女3例、年齢中央値70.5歳、麻痺側は左7例、右3例であり、術式はI型が4例、披裂軟骨内転術との併用は6例であった。手術前後の音声を聴覚印象評価、最長発声持続時間、呼気流率と音響学的解析にて評価した結果、全例で聴覚印象、最長発声持続時間、平均呼気流率の有意改善がみられ、音響的解析が可能であった5例についてはいずれも基本周期変動率、最大振幅変動率、調波対雑音比の改善を認めた。なお、全例、術中の音声モニタリングが可能で、術後合併症として気管切開を要した症例はなかった。2つの手術を併用することで各々の短所を相互に補い、手術による治療効果をより確実なものにできると考えられた。
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