シラカンバ花粉症患者における咽喉頭症状と喉頭アレルギー
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概要
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雑誌掲載版シラカンバ花粉症患者181名に咽喉頭症状に関するアンケート調査を行い、得られた回答159例(男53例・女106例・中央値36.0歳)について、季節性喉頭アレルギーのきびしい診断基準案(2005年案)に基づき診断を行った。その結果、88例(男28例・女60例・中央値34.5歳)が季節性喉頭アレルギーと診断された。喉頭アレルギー症例では全例で咳嗽もしくは咽喉頭異常感を認めたが、喉頭アレルギーなしの71例中55例にも同様の症状を認めた。咳嗽や咽喉頭異常感は花粉飛散時期に一致して訴える患者が増加し、この傾向は両群に共通していた。咳嗽は患者全体で50.3%、喉頭アレルギー症例42.0%、喉頭アレルギーなし症例56.3%、咽喉頭異常感は順に89.9%、100%、77.5%に認めた。咳嗽の性状は乾性、咽喉頭異常感はのどの乾燥感やそう痒感が多かった。なお、口腔アレルギー症候群合併は159例中88例に認め、合併率は喉頭アレルギー症例54.5%、喉頭アレルギーなし56.4%と差はなかった。
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