特別養護老人ホームの厨房で働く調理担当者の雇用形態変化に関する研究 : 特に、介護保険制度導入前後の変化を中心として
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概要
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要旨:筆者は,特別養護老人ホームで管理栄養士としての勤務経験があり,施設の食事が入所者にとって大変重要な意味を持つものであると認識している。その食事に携わるのは,管理栄養士(栄養士)及び調理担当者だが,食材を実際に扱うのは調理担当者である。本稿では,調理担当者の雇用形態に社会福祉の諸制度の変更が,どのような影響を及ぼしたのかを考察した。その結果,雇用形態は,高齢者福祉が措置から介護保険に制度変更された2000(平成12)年よりも,導入後の介護保険が一部改正された2005 (平成17)年に大きく変化していることが分かった。そして結論として,施設に入所している高齢者の栄養状態を維持・向上させるために導入された栄養ケア・マネジメントが,厨房の運営形態までも変更させる要因となった可能性が高いことを述べた。 キーワード:栄養ケア・マネジメント, 措置制度, 介護保険制度, 厨房委託, 非正規雇用
- 2011-12-26
論文 | ランダム
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