地域特産野菜「ウコギ」の皮膚保護作用の探索(第一報)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
要旨:地域振興を目的としで、山形県特産物の皮膚保護作用を予備的に測定した結果、ウコギのクロロホルム抽出物に比較的強い皮膚保護作用が認められた。そこで、ウコギのクロロホルム抽出物の皮膚保護作用に関する詳細な検討を行った。先ず、人皮膚ケラチノサイト(HaCaT細胞)にUVBを照射すると、アポトーシスが起こることを顕微鏡像で確認した。ウコギのクロロホルム抽出物をオープンカラムクロマトグラフィーと分取高速液体クロマトグラフィーを用いて精製し、活性の高いフラクション(フラクションF) を得た。フラクションFをHaCaT細胞の培地に添加することにより、AktとERK1/2のリン酸化が有意に亢進することが分かった。また、阻害剤により、フラクションFによるAktとERK1/2のリン酸化を阻害すると、皮膚保護作用も消失したことから、フラクションFはAktとERK1/2を活性化してHaCaT細胞のUVBによるアボトーシスを抑制していると判断した。
- 2011-12-26
論文 | ランダム
- 日帰り手術は,どんな手術を対象とするのか (日帰り手術における看護師の役割--専門性とその課題) -- (知っておきたい基礎知識)
- 筋弛緩薬・拮抗薬の臨床
- 全血検体の保存状態による電解質および代謝項目の経時変化の検討
- 麻酔・モニター関連機器の日常整備 (特集 ORのEBMに基づく環境整備)
- 手術室のアメニティ : 快適な手術室とは