【利尿薬・β遮断薬を見直す】 β遮断薬は薬理作用別に使い分けが必要か
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概要
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雑誌掲載版β遮断薬は我が国をはじめ世界の高血圧治療ガイドラインにおいて,高血圧治療の第一選択薬に位置づけられている.又,β遮断薬は降圧薬としてだけでなく,虚血性心疾患や心不全においてもエビデンスが蓄積され適応が拡大されつつある.β遮断薬は受容体選択性のみならず付随的な薬理学的特性(内因性交感神経刺激作用,α遮断作用,Ca拮抗作用,硝酸薬様作用,抗酸化作用,脂溶性・水溶性など)により分類され臨床応用されている.これら付随的薬理作用による使い分けは,種々の標的臓器障害や合併症を有する場合において,より意義が大きい.日常診療上は,大規模試験の成績を参考に,付随的薬理作用が個々の患者の病態に適切か否かを考慮することが大切である
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