テルグ語の派生的使役動詞
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概要
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近代言語学におけるインドの諸言語の文法研究においては、インド=アーリヤ系・ドラヴィダ系といった系統の違いを問わず、動詞の項増加を伴なう動詞派生として、「自動詞-他動詞-使役動詞」の三項対立が注目されてきた。同じ項増加構文でありながら、他動詞/使役動詞の交替は、自動詞/他動詞の交替と原則的に異なる手続きが適用される点が特徴的である。つまり、いわゆる「使役派生接辞」は、他動詞からの使役に限るわけである。これは、使役の一般的な類型からみると、かなり特殊なことである。本稿では、このような用法のテルグ語の使役形態素の多くは、他動詞からの項増加と見るよりは、むしろ、他動詞を派生する使役構造の下位範疇とみなすべきである、ということを示していく。
- 2002-03-10
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