〈対人援助者のこころの健康〉「援助すること」と「援助されること」--対人援助関係の二重性
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概要
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[要約] 医療・福祉・教育・心理の実践にあたる対人援助の仕事は、ストレスが多い点、職務への使命感から自己を犠牲にしがちな反面、期待した結果が得られず無力感や自信喪失につながりやすい点、バーンアウトや離職・休職など援助者のこころの健康を脅かしやすい点など、「援助される」必要な側面が先行研究から明らかになっている。「感情労働」と対人援助をとらえると、被援助者が感じるネガティブな感情と同時に援助者の感情も取り扱わなくてはならない困難さを伴っているという、「援助すること」の特殊性が浮かび上がる。心理臨床における転移・逆転移の知見から対人援助関係を再考すると、「援助すること」とは、援助者の心の内にある傷つき病んだ自分を通して被援助者の傷つき病んだ自分を理解・働きかけるという「援助されること」と表裏一体となっており、ネガティブな感情が援助者にも沸き起こり、複雑でつらい作業でもあると言える。さらに「援助すること」は、援助者の内と外の「抱える環境」によって「援助されている」と言える。
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