会計基準の差異と銀行行動 : 銀行貸出行動におけるフレーミング効果の発生
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概要
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論説(Article)本稿では、銀行貸出における貸倒引当金の取り扱いが、財務会計と税務会計において異なるため、銀行の貸出行動が歪曲することを理論的に示す。その結果、この差異により、銀行の貸出決定が、利得領域においてリスク回避的になり、損失領域においてリスク愛好的になり易くなることが明らかにされた。すなわち、銀行がプロスペクト理論型の効用関数を持つようになり、銀行行動において内生的にフレーミング効果が発生することが示された。In this paper, the handling of the loan loss reserve in the bank lending shows that the bank behavior distorts in a financial accounting and tax practice accounts theoretically to be different. As a result, by this difference, bank's decision of lending become risk aversion in the interest region and risk lover in the loss region. In other words, a bank came to have the utility function of the prospect theory type, and framing effect was shown to occur in a bank behavior endogenously.
- 2011-11-30
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