大学生の情緒的および行動上の問題を予防する心理教育的プログラム-“サクセスフル・セルフ大学生版2”を用いた介入研究-
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概要
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自己理解と人間関係について焦点をあてることで,大学生が心理社会的ストレスに対処し,心の健康を保持・増進させることをねらいとした心理教育的プログラム“サクセスフル・セルフ大学生版”をさらに発展させ,この時期に深刻な問題となる行動の予防も試みた“サクセスフル・セルフ大学生坂2”を作成した。大学生を対象に授業を活用して,週1回15週間の介入を行った。介入前後に,行動ならびに心理社会的要因に関する自記式調査を行った。その結果,プログラムを実施しなかった統制群は,「不安・緊張」,「ネット上のいじめ被害」,「親密な他者への暴力」が有意に増加したが,プログラムに参加した介入群では,これらの要因に有意な変化は見られなかった。以上より,本プログラムは,大学生の情緒的および行動上の問題を予防する可能性が示唆された。
- 2011-06-25
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