身体性を伴った理科学習についての試論 - 「ダンスで、理科を学ぼう」の授業分析 -
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概要
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通常、理科の授業方法は、客観的な知識をいかに教えられるかという視点、すなわち教師の側の視点から検討されている。しかし、そのような観点から検討するだけでは、理科における多様な学びの可能性を狭めてしまう。本稿では、視点を変え、われわれがどのようにものごとを学んでいるのかについて示唆を与えてくれる佐伯(1978)の「擬人的認識論」をたよりに、身体性を伴った理科学習について考察する。取り上げるのは、身体を使って理科を学ぶことを目的とし、ダンサーがワークショップ形式の授業を行う「ダンスで、理科を学ぼう」という実践における、小5「流れる水のはたらき」の授業である。考察からは、身体性を伴った理科学習について、ひとつひとつの事例にそくし、丁寧に考察してゆく必要があることと、通常の形式の授業で行ってきたことを、身体性を伴った学習でいかに覆すことができるかという発想からではなく、身体性と理科の概念がどのように関連しているのかという発想から事例研究を重ねる必要があることが明らかとなった。
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