【最新 救急画像診断-読み方・考え方・活かし方-】 泌尿器、生殖器 腎尿路の結石・水腎症
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
著者最終原稿版<point>●尿路結石が疑われる患者に対する画像診断として、超音波断層法(腹部エコー)や腎尿管膀胱部単純X線撮影(KUB)が推奨されるが、救急診療では他疾患との鑑別も含めて腹部CTが第一選択となる。●単腎者の尿管結石や両側性尿管結石、重篤な腎盂腎炎や膿腎症、尿の尿路外溢流や尿道内結石嵌頓などの場合は、緊急処置が必要である。●尿毒症所見(尿素窒素、クレアチニン、カリウムの上昇など)や尿量異常(乏尿、無尿)を呈するものは緊急度が高く、疝痛発作の持続や発熱(38℃以上)を伴うものは重症度が高い。●尿路結石症としての診断が困難な場合、最終的には尿管腫瘍、腎盂腫瘍などの悪性腫瘍との鑑別が必要である。●尿路結石症の診断は、なるべく複数の画像診断により客観的に評価すること、疾患に対する先入観にとらわれないことが重要であり、常に広い視野での診療を心がける。
論文 | ランダム
- 凍結方法の違いによる骨端部軟骨のViability : プログラムフリーズ法とガラス化法の比較
- 動悸 (初診外来における初期診療)
- 動悸 (プライマリケア時代の症候の診かた)
- C-3-33 45°メタルミラー付きフレキシブル導波路(C-3.光エレクトロニクス,一般セッション)
- LAMM法高分子導波路技術とその応用