セラピーとしてのスヌーズレンに関する考察 -ドイツ・オランダにおける調査を中心に-
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ドイツ・オランダにおいて、スヌーズレンを実践している特別支援学校やリハビリテーションセンター、知的障害者ホーム、特別養護老人ホーム、スヌーズレン器材の生産販売会社を対象に「セラピーとしてのスヌーズレン」に関する聞き取り調査を実施した。なお、調査対象は任意に抽出した。その結果、すべての機関でスヌーズレンはセラピストなどによりセラピーとして実施されていて、スヌーズレンの指導目標と評価等が記録されていた。スヌーズレンの効果として、「リラックスできる」「注視力の向上」「コミュニケーション力の向上」「不安な気持ちの除去」「職員との信頼関係ができる」「睡眠薬・抗うつ剤の投与量の減少」「乱暴な行為の減少」「慢性的な痛みの軽減・除去」があげられた。今回の結果は、諸外国の「スヌーズレンをセラピーとみなす」先行論文の結果を支持するものであった。わが国では、今日スヌーズレンはレジャーやレクリエーションとしては認められても、セラピーとしてはいまだ認知されていないのが現状である。今後、特に作業療法の分野において、スヌーズレンが実践されセラピーとして研究される必要がある。またスヌーズレンの概念図についても考察を行った。
論文 | ランダム
- J0504-1-1 一様流中の十字交差二円柱から周期的に流出する縦渦の相似性の検証([J0504-1])流体関連の騒音と振動(1))
- P209 2008年5月13日に発生した四国における線状降水帯の数値実験(ポスター・セッション)
- 報告 労働戦線の統一・再編問題 (日本の労働組合運動の現状と展望--昭和46年度労使関係研究会議から(特集)) -- (労働組合の組織と運営)
- 大前朔郎編集・解説「新神戸・労働者新聞」(〔大正7〜14年〕復刻版)
- 藤田若雄著「労働組合運動の転換」