大学生の身体組成と体力との関係について-第2報-
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概要
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本報は男子大学生を対象に体格、体力テストを実施して、体脂肪とBMI(bodymassin-dex)から身体組成タイプを以下の5体型に分類して体型の違いがテストの結果に及ぼす影響を調査することを目的とした。体型の分類はやせ型(体脂肪率が20%未満でBMIが18.5未満のタイプ)、標準型(体脂肪率が20%未満でBMIが18.5以上25以下のタイプ)、かた太り型(体脂肪率が20%未満でBMIが25以上のタイプ)、かくれ肥満型(体脂肪率が20%以上でBMIが25未満のタイプ)、肥満型(体脂肪率が20%以上でBMIが25以上のタイプ)であった。体力テストの項目は握力、上体起こし、長座体前屈、反復横とび、20mシャトルラン、立ち幅とびの6種目であった。 筋力発揮には体重が重たいことが有効であり、筋持久力、敏捷性、全身持久力、瞬発力発揮には体脂肪率、BMIが共に標準値であることが最も有効であった。さらに、柔軟性発揮には身体組成が関与しないことが明確となった。
- 2010-10-31