茅ヶ崎の観光史と展望(研究ノート)
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概要
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Chigasaki is not the big touristic city such as Kamakura, Yokohama nor Enoshima. But from old times, many people came and went through Chigasaki, sometimes stopped over. In Edo period, Tokaido, the major route connecting Edo (Tokyo) and Kyoto. And also middle point of Oyama Kaido, connecting Ejima Shrine, Yugyo Temple and Oyama Afuri Shrine. In Meiji period, Chigasaki seaside was used for new recreational method ‘sea bathing’ , and second residential area, especially for artists, novelists, actors, musicians and their relates. The sanatorium ‘Nanko-in’ has cured many people. Chigasaki was like a healing town or cradle of culture. Although Chigasaki citizen tend to not wish to develop the city as touristic site, people have continuously visited Chigasaki with many personal purpose. This report is based on a lecture for undergraduate students from 1st to 4th year named ‘Sogo A’, also opened for citizen audit students. 今日、地方都市に所在する大学は本来的な教育の場であるだけでなく、所在都市のステークホルダーとなることが期待されている。大学は人材育成の場であると同時に専門領域に関する知財の集積であり、若年層の短期居住者を多量にかかえる人財ストックである。また学生にとって地域社会は学びの場であり、仮の居住を通じたもっとも身近な実社会である。一人っ子家庭が増え、地域社会と家庭や子供の乖離が著しい今日、大学在学時に得る地域との関わりは、学生とって初めての地域社会体験であり、第二のふるさととなる可能性も高い。大学は、これらの多元的な地域との関わりを介して地域の豊かさ向上に貢献し、それにより大学自体の質を深めていくことが求められている。 それは、人口約23万人の神奈川県茅ヶ崎市に所在する唯一の大学である本学も例外ではない。大都市圏に立地する大学と異なり、学生の四分の一を神奈川県民が占め、残りの大半を南東北や北関東他各県各国出身学生が占める典型的な地方大学であり、茅ヶ崎市や近隣の寒川町等の地域づくりに貢献する役割をもっている。 このような発想に立てば、大学カリキュラムの中で茅ヶ崎市に焦点を当てた、「茅ヶ崎学」を進めることは重要である。2010年度春学期の「総合科目A」にて開講された『茅ヶ崎学事始め』は、このような意識に基づいて構想されたものである。本稿及び次稿は、この総合科目Aで2コマ分として開講した講義群のうち二回のコマの報告をもとにしている。具体的には以下の通りである。 ・茅ヶ崎の観光史と観光の現状(講師:大村日出雄(茅ヶ崎市観光協会会長)、新谷雅之(茅ヶ崎市観光協会事務局長))、5月31日開講 ・茅ヶ崎の農業・漁業(講師:粂仁夫(茅ヶ崎丸大魚市場代表取締役社長)、青木隆(JAさがみ茅ケ崎営農センター))、6月7日開講 なお筆者は、これら2コマの幹事及び進行として講義の企画に携わった。講義内容の紹介に際しての責任の一切は筆者が負っている。
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