長野県の結核低頻度に関する一検討
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概要
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目的:2008年における長野県の結核罹患率は、日本で一番低い。この長野県の結核罹患率が低い理由を探ることを目的とした。方法:公表されている結核頻度資料を用い、記述疫学的検討を行った。結果:長野県における結核死亡者数は1915年から1930年の間に急激に減少していることが分かった。結核減少の理由として、同じ時期に長野県が被った蚕糸産業の不況により、蚕糸産業に従事していた女子従業員の減少が関連していることが示唆された。また、1950年代から行われた長野県民による自律的な結核予防活動が、結核罹患率が低い第二の理由ではないかと考えられた。
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